わたしとは

私は「等身大の自分」が分かっていないのだと気付いた。

ずっと親にありのままの自分というものを否定されてきたからだと思う。

 

だから「素敵な女性」「立派な人間」

「ちゃんとした彼女」「仕事のできる社会人」になろうとする。

こういった曖昧な定義で、且つ他人の評価でしか測れないものになろうとする。

 

本当は「家事が苦手」だったり「服よりコスメが好き」だったり

「人をサポートするのが得意」だったりする。

でも、私はその中のどれも受け入れることができない。

今まで「ありのまま」を否定されてきたから。

等身大の自分があるはずなのに、前述した「~~な人」になろうとする。

 

「自分の人生を自分で生きていい」と分かった今、

「~~な自分」になる必要はないなと思った。

 

自分ってどんな人間なんだろう?と最近頭が破裂するほど悩んだけど、

洗濯は好きだけどお皿洗いが嫌いで、コーヒーより紅茶が好きで、

喋るより聞く方が得意で、子供が好きで、秋の風が好きで、

お風呂は好きだけど入るまでがめんどくさくて、

それなりに掃除が好きで、歩くのが好きで、走るのは苦手で、

そんな自分を「受け入れる」ことが私には大事だ。

 

今までは「家事はきちんと!」「運動もしっかり!」「人を憎まず!」

みたいな人間になろうとしてた。

そうじゃないと、誰からも認められない気がしてた。

でも、一番認めていないのは自分だった。

だからしんどかったんだ。

 

きっとこれが治るにはまた少し時間がかかるかもしれないけど

「こんな私が私だ」と思って、一生付き合って生きていきたい。